年金を説明する前にまず年金そのものを定義しておきましょう。
辞書を引くと「年金とは、毎年一定額を、年金制度を運営する者が年金をもらえる資格のある人に支払い続けていく仕組み」とあります。
しかし、一見、単純明快にみえるこの定義は、みなさんに新しい疑問を投げかけるのではないでしょうか。
例えば、「毎年一定額っていくらなの?」とか、「年金制度って言ったら国民年金とかのこと?」とか、「年金をもらえる資格って?」などなど。
実は、年金制度は、大きく3つに分けることができ、さらにその中に様々な種類の年金があるのです。
そして、それぞれの制度や種類によってもらえる年金の額も違えば、もらうための資格を得る要件も違うのです。しかも、1人の人がいくつかの年金制度に加入しているのが普通ですから、自分はいったい「いつ」から、「いくら」年金がもらえるのかを即答できる人はほとんどいないでしょう。
しかし、他人のことはいざ知らず、自分が将来もらう年金について多少のことを知っておいても損はないと思いませんか。この機会に年金の仕組みについて勉強してみましょう。
掲載日:2015-06-13本ページの記述は平成14年(2002年)時点の法律に基いています。現在の法律とは異なる場合があります。