258.1月末で会社を辞めようと思います。その後は学校に行くので収入がありません。それでも年金は払わないとダメですか?また、辞めた後県外に引っ越してしまいます。その場合の手続きはどうしたらいいですか?(女性、1977年生まれ)
●保険料の支払いについて
収入がなくて保険料を納められない場合には、保険料免除の申請をしてみましょう。
免除が承認されますとその期間は、老齢年金の受給資格期間として計算されますし、
保険料を免除されていた間の障害や死亡についても年金が支給されます。
もし、単に保険料を滞納してしまうと、年金がもらえなくなってしまう場合もありますから、気を付けなければなりません。
免除された保険料は、10年以内に追納することもできますし、追納できなかった場合には、老齢年金の計算の際に免除されていた期間に対する年金額を3分の2程減額することで相殺されます。
また、大学(大学院)、短大、高等専門学校、専修学校とうに在学する学生であって、学生本人の前年の所得が68万円以下(収入であれば133万円以下)であれば、保険料の学生納付特例制度の適用があります。
相談者は、前年度の収入があるようですからちょっと無理かもしれないですね。
とにかく、市町村役場の窓口で相談してみた方がよいでしょう。どちらかの制度が適用されれば収入のない時期に無理して保険料を納めなくても済むかもしれません。
ただし、後で金銭的な余裕ができたときには追納も考えてくださいね。
●住所変更について
住所の転出転入届けを出す際に年金の手続きも行ってください。
<持っていくもの>
・年金手帳
・印鑑
・保険料領収書(転出前に国民年金の保険料を納付した場合にはその証明になります。)
(2000.11.20掲載)
回答の内容は掲載された日付時点において有効な内容です。回答日より時間を経たのもは法律の改正などにより、事実と異なる場合があります。