188.今の会社に勤めて3年目になりますが、会社は厚生年金に加入していません。個人で国民年金の加入を進められたのですが、もしこの先結婚して、専業主婦になった場合は支払った分はどうなるのですか?(女性、1975年生まれ)
公的年金制度から支給される年金は、20歳以上60歳未満のあいだの年金の加入状況(国民年金、厚生年金の区別はしません)によって年金をもらう権利があるかどうかを判断したり、年金の額を計算したりします。
例え、専業主婦であっても国民年金に加入することになりますから、結婚前の国民年金加入期間が無駄になることはありません。むしろ、今後も国民年金制度に加入しないでいると、年金未加入期間が多くなり、将来年金がもらえなくなってしまったり、年金額が減ってしまうことにもなりかねません。
近年、年金未加入中の不慮の事故で障害を負ってしまった人が、国民年金の保険料を支払っていなかったばかりに年金を支給されないといった悲しい事例も増えています。
早めに国民年金の手続きをすることをお勧めします。
なお、専業主婦も国民年金に加入しますが、保険料の納付につてはご主人の職業によって変わります。
ご主人が厚生年金保険や共済年金に加入している場合には、保険料を納める必要はありませんが、ご主人が自営業者で国民年金に加入している場合には、保険料を納めることになります。
(2000.6.25掲載)
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