26.公的年金の将来に不安を抱いています。思ったような運用益をあげられない財団法人があるという話を聞きましたし、将来的な見通しのないまま、政治家が選挙対策で場当たり的な政策を打ち出しているようにも見えます。(男性、1975年生まれ)
たしかに現在の年金制度は、少子高齢化による財源の減少と昨今の不況による運用益の減少で財政が悪化しています。さらに、財政悪化による将来の不安から保険料を納めない人が増加し、それが財源の不足に拍車をかけるという悪循環に陥っています。
しかし、現在こうした問題を解消するために年金制度改革が行われており、来月上旬にも法案が成立しそうな見込みです。実際、今も年金が支給されることで生活を維持している方がいらっしゃるわけですから、急に制度がなくなるわけはなく、形を変えても制度自体は維持されるものと思います。
大げさに言えば、正しく納めたのに年金が1円ももらえなくなったときというのは国がつぶれたときだと言えるでしょう。
これでは答えになっていないでしょうか。不勉強で申し訳ありません。
年金制度の是非を問うことも大事だとは思いますが、このサイトは現在の年金制度の枠組みの中で、問題に直面している相談者のお役に立てればと思って立ち上げました。
そうした事情もあり、制度自体の是非についてのご質問には満足のいく答えを持ち合わせておりません。ご理解くださいませ。
(2000.2.27掲載)
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