25.厚生年金に31年間加入しています。私の年金支給額は、年額でおよそいくらぐらいとなりますか。また64歳から受給できますか。(男性、既婚、会社員、1949年生まれ)
厚生年金保険に31年間加入されていることから、60歳から64歳までの間は報酬比例部分の老齢厚生年金が支給され、64歳から65歳までの間は特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分+定額部分)が支給されます。
そして、65歳からは老齢基礎年金と老齢厚生年金が支給されます。
年金の支給額はその時々の物価や一般的な生活水準等を考えて額の改定を行いますので、今、確かな金額を計算することはできません。
おおよその目安をお話ししますので、参考にしてください。
老齢基礎年金は、20歳から60歳までの40年間(480ヶ月)すべて保険料を納めていないと満額支給されません。相談者は厚生年金保険に加入していましたので、この期間は同時に国民年金の第2号被保険者として保険料を納めていた期間となります。
よって、厚生年金保険に加入していた31年間が20歳以降の期間だった場合には、あと9年間分の保険料を納付することで老齢基礎年金の額は満額(平成11年度は804,200円)になりますね。
老齢厚生年金は、厚生年金保険に加入していたすべての期間をもとに年金額を計算します。また、65歳未満の配偶者がいる場合には、加給年金額が加算されます。
計算式が基礎知識コーナーの老齢厚生年金にありますので参考にしてください。
(2000.2.27掲載)
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