290.母親が胃癌になってしまい、手術をしたのですが、5年ぐらい生きる可能性が10%程度だそうです。母親は、現在59歳なのですが、年金をなるべく早くからもらうとして、何歳からもらうことが可能ですか?また、いくらぐらいもらえるのでしょうか?母親は、ずっと高校の非常勤講師をして働いていました。途中に辞めること無く、30年以上働いております。
特別支給の老齢厚生年金又は退職共済年金が60歳から支給されます。支給開始年齢が近づいてますので最後に勤務した事業所を管轄する社会保険事務所(厚生年金加入の場合)か共済組合(共済組合に加入していた場合)に年金額の見積もりを出してもらい年金額を確認してください。
老齢基礎年金は原則65歳からの支給です。60歳からの繰り上げ受給もできますが、その場合、老齢基礎年金が大幅に減額されてしまいますし、老齢厚生年金の定額部分が支給停止になってしまいます。
(共済組合に加入していた場合には、老齢基礎年金の1部繰り上げという新制度の適用を受けることになると思うのですが、まだ制度の仕組みがはっきりしていないようです。)
お母様の場合には、老齢基礎年金の繰り上げは考えなくて良いと思いますが、見積額を比較して考えてみてください。
(2000.12.23掲載)
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