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Q134.父が定年をむかえ、年金について社会保険事…

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質問134.父が1月に定年を迎え、会社を退職したんですが、その際、社会保険事務所に相談にいったんです。それなのに、その後郵送で、送られてきた書類には、窓口で聞いた金額よりも少ない金額が支給されると書いてありました。で、今日また郵送で送られてきた書類には、もっと少ない金額が書いてあったんです。なんでも、法律改正の為とか....「それじゃあ生活できない」と母は頭を抱えています。そんなにポンポン変わるものなんでしょうか?それと、支給金額とは、何に基づいて決定されるんでしょうか?(女性)


回答相談窓口での試算額と実際の支給額に差が生じてしまうのは、仕方のない面があります。
老齢厚生年金の額は単純に加入年数によって決まるものではなく、決定するのに手間と時間がかかります。
まず、厚生年金保険に加入していた全期間の各月の標準報酬月額がいくらであったのかを調べることから始まり、その標準報酬月額をそれぞれ現在の価値に換算し、換算した各月の標準報酬月額を合計し、その月数で割ります。つまり、平均を求めるわけです。こうして求めた平均標準報酬月額と厚生年金保険の加入月数がによって年金額が計算されています。だから、老齢厚生年金の額は人によって異なります。
年金相談窓口で年金額を試算する場合に、これだけの作業をその場でこなすのは難しいことです。しかし、相談にいらっしゃる方は、おおよその額でいいから早く知りたいと思うでしょう。そこで、相談者の記憶などをもとに仮の平均標準報酬月額を設定して試算額を求めることになります。(コンピューターで調べられればその数字を使うでしょうけど)当然、実際の支給額と差ができてしまうわけです。
また、法律改正による金額の変更ですが、老齢厚生年金の報酬比例部分の5%削減によるものでしょうか。確か今のところは5%削減した新算定方式と旧算定方式で求めた金額の多い方を選択できる経過措置があったと思うので、社会保険事務所に問い合わせてみてください。
(2000.5.25掲載)

回答の内容は掲載された日付時点において有効な内容です。回答日より時間を経たのもは法律の改正などにより、事実と異なる場合があります

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