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Q74.遺族年金と国民年金との併給はできますか。ま…

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質問74. 母の年金受給に関して教えていただきたい事があります。
平成10年1月より遺族年金を受給してます。
昨年12月 母が65歳となったため市町村役場にて国民年金受給の申請をしました。ここで質問ですが、

(1)遺族・国民年金の併給可否についてはどのようになりますか?(併給できる年金もあると聞いてます)

(2)社会保険事務所から 国民年金を選択したため遺族年金支払いを停止した旨 連絡がありました。(選択した意志はなかったのですが、単に母が65歳となったため国民年金の手続きをしただけでした。)

(3)今回の場合 受給額が 遺族>国民となっているため 改めて遺族年金を選択する事ができますか?(併給可でしたらありがたいのですが・・・)


回答「遺族厚生年金(全額)または遺族共済年金(全額)」と「老齢基礎年金(全額)」は併給されます。
この2種類の年金は選択してどちらかを選ぶといったものではありませんので、遺族基礎年金の裁定請求をしたことで、遺族年金が支給停止になってしまうことはないはずです。しかし、社会保険事務所から支給停止の通知がきたことから考えると、お母様の老齢年金は、老齢基礎年金(国民年金)だけでなく、老齢厚生年金か退職共済年金が併給されているのではないでしょうか。その場合には次の2つの組み合わせから1一方を選択することになります。

A.老齢基礎年金 + 老齢厚生年金または退職共済年金
B.老齢基礎年金 + 遺族厚生年金または遺族共済年金

どういったいきさつかはわかりませんが、お母様がAの方を選んだとすれば、遺族年金は支給停止になります。
一度選択した年金が受給権者にとって不利な場合には、今後の年金について選択をやり直すことができます。
手続き窓口は、年金の種類によって異なりますが、相談者のお母様の場合は社会保険事務所に相談されるのがよいでしょう。
その際、遺族年金や老齢年金の年金証書すべてと1ヵ月以内に作成された戸籍謄本をお持ちください。
(2000.3.31掲載)

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