ここで紹介する本は、私がわかりやすいと思う、または、実際に業務で使っている本です。過去にもこれ以外の年金の本はたくさん購入してきましたが、結局これらの本だけは改版されるたびに、毎年または定期的に購入しています。全ての方に最適というわけではありませんが、購入の際のご参考にしていただければと思います。
自分の年金のことが知りたい方(一般の方向け)
業務に必要な方(プロの方向け)
年金アドバイザーを目指す方
ここで気に入った本が見つからなかったら、「年金」など適当なキーワードで検索してみてください。
自分の年金のことが知りたい方
国民年金、厚生年金や共済組合の年金から税金の説明まで絵や図を多用して、わかりやすく書かれています。
業務に必要な方(プロの方向け)
障害年金相談標準ハンドブック
障害年金手続きをする人ならきっと迷う、医師への診断書の依頼の仕方から、認定基準の考え方、審査請求についてなど豊富な事例で紹介されています。冒頭の目次が事例ごとに書いてあるため、困ったときに辞書のように、目次から調べながら読むことができます。
障害年金請求は経験が必要な業務なのですが、最初から経験豊富な人はいないわけなので、事例がたくさん詰まったこの本はおすすめです。
国民年金、厚生年金や共済組合の年金から税金の説明までコンパクトにまとまった一冊です。
社労士は、専門家なのでお客様に対して、ついつい難しい説明をしてしまいがちですが、この本は図や絵が豊富なので、この本をお客様に見せながら説明すると、わかりやすい説明ができると思います。
この他、社会保険研究所の「年金のてびき(毎年度改定)」は、最新の情報から旧法の話まで網羅されており、サイズもハンドブックサイズなので、相談業務には必携の本です。
年金アドバイザーを目指す方
一般の年金の本には、具体的な計算例までは書いていないものが多いのですが、年金アドバイザー試験では、年金の計算ができることが必須です。
また、手続きの流れもしっかり学習しないといけません。
この本は、老齢年金の具体的な計算例や年金請求書の書き方や添付書類、受給後の手続きについてなど図や記入例などで丁寧に紹介されています。テキストには図が載っていないので、テキストを補填する参考書としておすすめです。