110.現在、年金の保険料をほとんど払ってない状態です。母子家庭という事で免除の申請もしたのですが全部はさかのぼってできず、前の分も結構たまってしまってます。
最近はやっと、将来のことを考えるようになり、支払っていくつもりです。しかし、いろんな所の情報で国民年金は駄目だよとか、民間の大きな生命保険会社がいいよとか聞きます。国民年金が義務なのは知ってますが、これから国民年金の掛け金も上がるようですし、もらえる年齢も変わってきそうですし、どうすればいいかわからなくなってしまいました。なにかいいアドバイスがあればお聞きしたいと思います。(男性、自営業、1974年生まれ)
相談者がおっしゃるように、公的年金制度に対する不安感や不信感が大きくなっていますね。今回の改正でも、厚生年金保険制度に大きなてこ入れが行われました。
しかし、この改正は制度を末永く存続させるための改正ですから、将来、公的年金制度が無くなってしまうようなことはないと思うのです。
厚生年金保険はともかくとして、国民年金を支給できない状況があるとしたら、それは日本経済がボロボロになっているときなのではないでしょうか。そういった場合に、果たして一企業が頼りになるのでしょうか。
以上は、私の私見ですから、参考程度に聞いておいてください。
一般論からいえば、老後や万一の備えは分散し補強し合うようにしておくのが理想です。つまり、公的年金と私的年金を上手に利用するということですが、月々の保険料負担などを考えると理想どおりにはいきませんよね。
まずは、最低限の保障となる国民年金に加入することをお勧めします。
(2000.5.3掲載)
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