117.父（昭和１５年１月１６日生まれ、）の厚生年金についての質問です。父は「年金額が５割ほど引かれた。」と言ってましたが、６５歳まで段階的に年金額が上がり、６５歳以降満額受給できないのですか。（男性、既婚、１９４０年生まれ）
お父様は今年６０歳になって、特別支給の老齢厚生年金を受給することになったわけですよね。この老齢厚生年金は、減額されるということはありませんから、５割支給停止になったということでしょうね。ということは、お父様は現在お仕事をされているということになりますね。
老齢厚生年金は、受給権者が厚生年金保険の被保険者になっているあいだは、お給料の額に応じて年金の一部または全部が支給停止されます。しかし、厚生年金保険の被保険者でなくなれば支給停止は解除されますから、ご安心ください。
もし、お父様が、老齢基礎年金（国民年金）を繰り上げて受給したのであれば、少々話が違ってきます。老齢基礎年金（国民年金）を６０歳から受給すると４２％の減額（現在の減額率）が行われます。この減額は一生おこなわれ、年金額が満額に戻ることはありません。
（2000.5.7掲載）
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